暖かいクリスマス
今年の冬は、なんと暖かい冬でしょうか!地球温暖化の影響が、日増しに感じられる昨今ですが、クリスマスシーズンは、それなりに寒い方が良いかなと感じるのは私だけでしょうか。
クリスマスと言えば、かつて聖歌隊の一員として、何年かにわたり参加させていただきました。音程がそれほど確かでないものですから、音程の確かな人に囲まれて歌いますと、安心かつ確かな音程になってくるものです。歌う喜び、歌い終わった後の喜びも、また格別です。今年もどこかで、パイプオルガンに合わせて、聖歌、讃美歌を思い切り歌いたいものだと思っています。
時おりしも、国連気候変動枠組み条約・第21回締約国会議(COP21)がパリで開催され、2020年以降の温室効果ガス削減の新たな枠組み「パリ協定」が採択されました。パリ協定は、全ての国に対し、温室効果ガスの削減目標を5年ごとに提出し、対策を進めることを義務づけるものです。今後の課題は色々あるものの、各国が地球温暖化対策を進めて、現在の最悪の状況を脱し改善されることを祈ります。
教会形成に大切な3つのこと
3年前の待降節に“教会形成に大切な3つのこと”について書きました。第1は「スモールグループの形成」、第2が「信仰生活の基礎づくり」、第3が「聖書理解を深める取り組み」ですが、今日までこのことを念頭に置きながら、活動をしてきました。この3年で、これらに必要な書籍をさらに整えることができました。
第1の「スモールグループの形成」については、PDJの設立当初から、「小さな交わりやスモールグループの活動を、書籍・教材・テキスト等の提供を通して支えていきたい」と願い、必要なものは整っています。ほとんどの書籍や教材が、スモールグループでの使用を考えて編集してきました。
加えて、スモールグループにより大きく成長したサドルバック教会のスモールグループの秘訣がわかる『健康なスモールグループが教会を育てる』を発売しました。スモールグループ、ハウス・チャーチ、家庭集会等を担当しておられる方は、ぜひ手に取ってみてください。
第2の「信仰生活の基礎づくり」については、クリスチャンライフシリーズとして4冊シリーズを完結させています。
・クラス101「神の家族にようこそ」
・クラス201「霊的成長をもたらす4つの習慣」
・クラス301「あなたの賜物が輝く5つのステップ」
・クラス401「人生の使命を発見する」
これらは、信仰生活の基礎でもあり、使い方によっては応用編にもなり得ます。
今年11月には、2章を加えた42章の『増補改訂版・人生を導く5つの目的』を持ち運びやすいサイズにして刊行しました。本書は、信仰の基礎づくりとその後の成長を導く主軸であることは言うまでもありません。本書を一度手に取っ
て、ご覧いただけたら幸いです。
第3の「聖書理解を深める取り組み」ですが、これはいわば神学的な学びに通じるところがあります。聖書の体系的な理解を促す本として、『キリスト教信仰の土台』(上、下2巻)を刊行しています。サドルバック教会のトム・ホラディ師とケイ・ウォレン師(リック・ウオレン師夫人)による共著で、聖書の基本教理を11のテーマに分けて学ぶ、キリスト教信仰の知的理解を促す学びです。実生活への適用を重視しているという意味で、新しいタイプのテキストです。
今年は、S教会でほぼ毎月1回信徒訓練会での奉仕をさせていただきました。『人生を導く5つの目的』を使い、毎月1章を共に学び、スモールグループで分かち合いをするものです。最初の数回は、一方通行の学びでしたが、スモールグループで分かち合いをする方が信徒のみなさんの身になるとの考えで、その章の要点だけを話し、1グループ4―5人での分かち合いを導入しました。
この教会は、50周年記念を昨年執り行われた歴史ある教会ですが、スモールグループでの分かち合いは初めてでした。当初何回かは、戸惑う方もおられたと思いますが、今ではすっかり馴染んで来られ、分かち合いが止まらず時間が足りないほどになっています。
日本全体では、8000余の教会がありますが、まだまだ、スモールグループの体験をしたことがない教会が多くあるのではないでしょうか。日本で平均的と言われる教会の場合、スモールグループを取り入れて教会形成をしていくことは、それほど難しいことではありません。それによって、教会員同士の交わりが深まり、霊的成長する良い場とすることができるのです。
『増補改訂版・人生を導く5つの目的』等を使われて、スモールグループの形成を展開されることをぜひお勧めしたいと思います。(なお、スモールグループの導入についてのご希望、ご相談があれば、気軽にメールでお寄せください。⇒お問い合わせ)
この1年を振り返りますと、予想もしないことが多々ありましたが、その恵みを思いながら、主に感謝をささげています。これから寒さも厳しくなる折、クリスマスシーズンで色々とお忙しいこともあり、心身共に主に守られて過ごされますようにお祈りいたします。
2015年待降節に
パーパス・ドリブン・ジャパン/ロゴス出版社
代表 小坂圭吾